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世界ランキングはともに90位台。序盤は互角に競り合ったが、浅越は今季の不振を引きずるようにリズムを失った。「イメージと実際の動きが違った。勝てるチャンスがある相手だったので残念」。全仏では3年ぶりに1回戦で姿を消した。
ベースラインの後方でのストローク主体のスタイルを、より攻撃的に「前へのフットワークを取り入れている」という。だが、この完成度が不足し、今季はツアー11戦で勝ち星はわずか3。クレーコートでは3大会連続で1回戦敗退が続き「不安があってプレーに集中できなかった部分がある」と話した。
第1セット、2-3からサーブを破られると相手に主導権を奪われ、3-6。ストロークで左右に大きく振られ、相手が多用するスライスにはミスを連発。第2セットは1ゲームを奪うのがやっとで、最後はチャンスボールをたたいたフォアが大きく外れた。
昨年は自己最高の21位までランクを上げ、一時は日本勢のトップに立った。しかし今は下がる一方。「まずは1勝。勝てば自信がつくと思う」。6月に30歳になる浅越が正念場に立たされている。(共同)
(了)
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